★ティアハートBlog

■コストと品質と
テレビでは欠陥マンションで賑わっている。
首相の外交面マイナスを丁度隠せるニュースなんかもしれんが・・って相変わらず穿った見方になってます。

閑話休題　マンションの建築には膨大なお金がかかる。１０億円の建築費と８億円の建築費と言われると、どちらを採用するか。まず安いほうを選ぶ。
最近はバブル崩壊で値段が下がっている上に、セキュリティなど見た目の豪華さが必要となってきている。
見た目の良さを上がる分どこかをカットする。基本建築部分でカットすれば外装などにお金を掛けられるので都合が良い訳だ。
このメリットは購入者が若干安く買えるというのにも・・

数年前までは品質と叫ばれていたのですが、生き残るためには改善やコストなど安く出来るところは安くという動きが強い。
昨今の公務員の削減も安くという最もな例とも言えるだろう。コストカットしすぎて本質を忘れると今回みたいな欠陥住宅の問題を生み出す。

うちもコストも大事ですが、本質を忘れたら・・・怖いですなあ。
品質確保が一番難しいんですけど。
（１００％は無いです。いかに１００％に近づけるかが、設計者の技量にかかっている）

■トヨタ
改善の見本ともいえるのがトヨタ
生産では看板方式で在庫を持たず。　在庫は資産なので税金がかかる。その税金を少なく、在庫や仕掛りを少なくが生産工場では一番の課題である。
在庫はどこへ行くかというと下請けの工場へ行く。下請工場へは３年で３割のコストカット、そして即時納入の為、在庫は全て下請けへ
車の値段が変わらなければ、部品代で３割の儲けが出て、在庫が減って課税資産が減る。
見かけは儲かっている訳ですが、下請けは利益が無くなる。課税資産が増えて増税など何処に改善がかかっているかを覚えつつ改善を見なければならない。