« 2019年04月 | メイン | 2019年06月 »

2019年05月09日

ヒットしたけど、内容が酷い

名探偵コナン ゼロの執行人がTV放映されていたので、録画して見ましたが、内容があまりに酷い。
興行収入としては最新作で一番ヒットしたのだろうけど、今までのコナンの映画で一番シナリオと設定がダメダメすぎる。
 安室透がメインキャラクターだからという理由で公安を表に出したのは明らかに失敗作。
子供が見る映画で堂々と「違法捜査」を肯定するような脚本は明らかにおかしい。
実際の公安は違法捜査して裁判でも問題になったし、盗聴者を逮捕したら公安だったという笑えない事実が多数あるわけだが、そんな違法行為の実態があるので、映画でも違法行為を入れてリアリティを出し、それを肯定する脚本をなぜOKだしたのだろうか?
 裁判でも違法捜査はNGとなっているのだが、世の中の流れと逆行するような脚本をなぜGOを出したのか。また違法行為は良くないという否定をなぜ入れなかったのか。
 国の為なら違法行為も許される? そんな事をすれば国は壊れる。法律が無意味になる。

映画の最後で何故か出てくるカジノタワー。いつのまにカジノが合法化された?
売れて儲かれば何をしても良いという考えは良識が崩れていると感じる。
何から何まで違和感が漂う映画であった。

このような意見は少数派だと思うが、メインターゲットが子供向け作品だからこそ、犯罪行為の肯定を容認する作品は設定や脚本に気をつけてもらいたいものだと思う。

投稿者 you_tiara : 22:32 | コメント (0)